表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/116

『サイズ21』

【6月8日(金)】


––––教室


麗華れいか「ねぇ、こんなものが落ちていたのだけれど……」


みやび「……体育館履きですわね」


麗華「この靴ね、サイズがね、21cmなの」


雅「小さいですわね」


麗華「でしょ? こんなに足の小さな人なんていたかしら……」


雅「………………」


麗華「何よ」


雅「わたくし心当たりがありますわ」






––––職員室


先生「あっ、それ、先生のですよ!」


雅「当たりましたわ♪」


麗華「…………あの、先生?」


先生「なんでしょう?」


麗華「どうして先生が、体育館履きを持っていらっしゃるのですか?」


先生「先生のサイズの靴って、中々売ってないんですよっ」


雅「確かに靴屋さんで見かける靴は、1番小さいサイズでも22.5cmとかですものね」


先生「そうなんですっ、ただこの学校指定の体育館履きは、サイズが豊富なので、先生も室内履きとして使ってるんですよー!」


雅「先生はちっちゃ––––」


先生「くないですよっ」


雅「………………」


先生「ちっちゃくないですぅー」


雅「可愛い♪」


先生「ちょ、ちょっと! 頭を撫でないでくださいよっ」


麗華「まぁ、何にしても持ち主が見つかってよかったわ」


雅「名探偵みやびん、お手柄ですわ!」


麗華「たまにはやるじゃない」


雅「ふふんっ」


麗華「この調子でテストの問題も解けるといいのにねぇ」


先生「まったくですっ」


雅「…………頑張りますわ」



おわり! ですわ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ