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『頭から? しっぽから?』

【6月10日(日)】


––––駅前


みやび麗華れいかちゃん、麗華ちゃん」


麗華れいか「何かしら?」


雅「たい焼きが食べたいですわ!」


麗華「いいわよ」







雅「麗華ちゃん、麗華ちゃん」


麗華「はいはい、何かしら?」


雅「たい焼きって、頭から食べますか? それともしっぽから?」


麗華「わたしはしっぽからね」


雅「わたくしは頭からですわ! あんが沢山入っていますので」


麗華「確かにしっぽは、皮の部分の方が多いわね」


雅「では、なぜそちらからですの?」


麗華「最初にあんの少ないしっぽから食べて、最後にあんの多い方を食べたいからよ」


雅「………………」


麗華「何よ」


雅「そういえば麗華ちゃんは子供の頃から、ショートケーキのいちごは、最後に食べるタイプでしたわね」


麗華「なら、これも覚えているかしら?」


雅「なんですの?」


麗華「わたしが楽しみに取っておいたいちごを、あなたが食べてしまったこと」


雅「にっ、にげろー」


麗華「あっ、ちょっと、待ちなさいよ!」


おわり! ですわ!

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