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私と弟子の日常 その1

 そんなこんなで私に初めての弟子ができることになった。

目の前の少女、ジルはよほど嬉しいのかさっきからくぅーっ!とかやったーっ!とか言いながらプルプルしている。

このまま放置して彼女を見ているのも楽しそうではあるが他にも色々話さないといけないこともあるし止めないといけないな。


「感激しているところ悪いんだがこれからのことについて話していってもいいだろうか?」


「へ!?あ、はい!お願いします!!」


「それじゃあ改めて自己紹介でもしようか。

私はグラム。見ての通りここで魔法を研究している。研究内容については後々説明するとして…年は今年で24になる。」


「えっと、じゃあ私も…

ジルです!今日からししょーの弟子として頑張りますっ!18才です!」


「18か…高等学校を卒業したてとかなのか?」


「はい!先週卒業しました!」


「魔法学校に通ってた訳じゃないんだろう?」


「そうですねー。ししょーと出会うのがあと1年ぐらい早ければ魔法学校に通ってたんですけどねー」


「ということは魔法の知識は…」


「ありませんっ!!」


そんなに元気よく言われても私としては困る一方である。

そしてそんなに胸を張るな。目に毒だ。

…言い忘れていたが彼女の胸はそれなりにある。

大きさは平均的なのだろうが小柄な体格のため少しアンバランスな印象を受けてしまう。


「…っと、じゃあすべて一から教えていかないといけないんだな。

大変だと思うが大丈夫か?」


「問題ありませんっ!!やる気なら誰にも負けませんし!!」


「…まぁ、一緒に頑張っていこうか…」


「はいっ!ししょー!!」


だいぶ…というかかなり不安だが…やれるだけやってみるか。


「とりあえず今日は一旦解散だ。また明日の朝に来てくれ。

明日までにいろいろ考えておくから君も帰って休むといい」


「分かりましたっ。それではまた明日の朝に!」


そういって彼女は帰って行った。

おさらばですっとか言いながら元気よく。

…慕ってくれる弟子のために私も頑張らないといけないな。

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