Thirteen
「大翔....痛い」
「後5分」
はぁー...もう足の感覚ないんだけど。
正座30分って厳しすぎ...
「うぅ〜...ルーちゃぁん.....」
今の私に助けを求めないでよ。
目の前に魔王がいるんだから。
「....もういいよ」
「やったぁ!!」
「「はぁ...」」
大翔のお許しがでて喜ぶ蜜と
溜息をはく志紀と私。
「姫と志紀は学校行く?」
「「行かない」」
質問攻撃と正座でもう昼だから行っても無意味
「わ〜じゃぁ今日はずっと一緒!!」
じゃあ今夜も無理か.....
族潰し...
志紀が来てからずっとやってないのに。
「ルーちゃんとお出掛けしたいっ」
「姫、どうする?」
お出掛け....まぁ今まで心配かけたし...
「行こう」
「やったぁ!!ルーちゃん大好きっ」
だからさ...蜜も可愛くても男なんだから
痛いし重い。
「蜜...うざ...」
ボソッと志紀が呟いて蜜を剥がした
「志紀ひっど〜い!!」
「はいはい。姫、準備してきて」
「うん」
ーーーーーーーーーーー.......
その頃アノ人達は...陸都sida
「席つけ〜」
俺が教室に入ると静かになった。
「瑠羽さんと志紀さんはサボ...欠席」
ズルいよなぁ〜瑠羽さんといるなんて...
「りっく〜ん瑠羽なんで休み??」
うぜぇ。てめぇらに関係ねーし。
つーかこいつらが原因だろうが。
「うるせぇ黙れ」
昨日の瑠羽さんを思い出すとイライラが蘇る。
こいつらが瑠羽さんと関わるから...
「な、なんか怖いよ....」
フンッ当たり前だ。苛ついてるし。
「自習」
さ、行くか。理事長室、皐月の所に。
ガチャ
「おう陸都〜おかえり〜」
「......。」
キモイくらいニヤニヤしてるコイツ。
「不機嫌だな〜どうしたぁ?」
この喋り方イラつく。黙れよ。
最近髪薄くなってかもって気にしてるくせに...
「瑠羽さんが来ない....」
つまらない。瑠羽さんがいないと。
瑠羽さんが消えてた間俺等は必死だった。
でも瑠羽さんに俺等が敵うわけなくて...
だからここに現れたとき驚いた。
「仕方ねぇよ。蜜がいるんだしな」
蜜め...つーかなんで瑠羽さんは稜達といた?
どうせあいつらが連れてったんだろうけど。
「いいなよなぁぜってぇ出掛けてる」
「だよなぁ」