人生はなんか上手くいく事もある
プロローグ
この世の中には陰キャ陽キャという二つのものが存在する。
陽キャってのはすぐに世間では悪いと思われていることを平然とする。路上での歩き煙草や、一か所に固まって道を防ぐ、騒音騒ぎなどの迷惑行為を誰に至っても行っている。重いものであれば学校や会社での虐め等だってそうだ。彼らはそれらを平気で悪意なんて持たないで行う。遊びの一つですとか身内のノリですなんて適当な御託を並べて。やられた側の気持ちなんて考えないで。
ヒーローみたいに人助けを行ったりする。一見すればそれは良いことだって思うかもしれない。でもそうではない。誰も手助けなんて頼んでいないのに勝手に眼前に参上する。助けられた側の気持ちなんて何一つ考えず自らの力を誇示する道具のように。こっちが断っても、まあまあ、なんて答えにならない答えを用意して勝手に助けて満足するのだ。
陽キャってのは人の上に立ちたがって生きていく。
陰キャってのも同じように悪いと思われることを平然とする。彼らは陰で人を笑い意味もなく蔑む。ネットという匿名で自分の姿が見えない安心できる場所で死ね、や、消えろ、等を平然と書き込む。それらを悪い行為なんてこれっぽっちも思っていない。寧ろ有名税だとか迷惑代だなんて腐った道理を掲げて正当化する。
誰かが問題を起こしたときに住所や電話番号を勧善懲悪の元に晒してまるでヒーローのように振る舞う。そんな事誰も望んでいないのに。自らの正義が世間の正義と成り代わる幻想を抱いて。晒された側の気持ちなんて考えない。それが他の人にも迷惑被る事なんて考えない。全部晒されるようなことをした奴が悪いんだからってオフホワイトな正義を抱えて。
陰キャも人の上に立ちたがって生きていく。
本当クソクラエだ。
陽キャも陰キャも亡くなってしまえ。
紙に書きなぐった文章。すぐにくしゃくしゃに丸めてごみ箱に捨てた。