始め~英雄譚まで
ネタバレ注意。
本編に名前が出た順に並んでいます(たぶん)。
〈虎と愉快な仲間達〉
シルヴァー
虎人族。元々は白銀の虎だった。変化の魔法でヒトの姿を得る。仲間はいいものだという言葉につられて森を出た。基本的に戦闘方法は徒手空拳。だが、最近は刀もいいかもしれないと思い始めている。ただし、カニ装備に目は向けない。
ヨシズ
人族。ソロでBランク冒険者だった。基本的に戦闘方法は片手に大盾、反対側は剣のスタイル。ランクだけならシルヴァー達に追いつかれて実は焦っている。
ゼノン
人族。髪・目ともに黒。魔物や魔獣について博識。器用だから体格と力が必要なものでは無い限りは割と何でも出来る。基本的に戦闘方法はクリティカル狙いの短刀術。一応成人している16歳だが、小柄なせいで子ども扱いされる。
アルジェント(アル)
神狼様。白銀の聖獣。敵方に捕らえられたときは毛皮がくすんでいてバレなかった。操られていたが自我を失ってはいなかったという、強靱な精神を持つ。シルヴァーと契約して一緒に行くことになった。身体の大きさは自由自在に変えられる。
ラヴィーアローズ(ラヴィ)
兎人族。クナッスス王国の学院で出会った。戦闘方法は基本的に魔法。隔世遺伝のせいで生まれた集落の者達とは毛色が違うため、集落を出て冒険者をしていた。当時にいじめられた経験から自分に自信が無かったが、学院に通う内に改善した。白兎カラーでとても可愛い女の子。
ロウ
半人半獣。地下組織に捕らわれ、妙な実験の被験者となってしまった。魔獣との融合実験だったかもしれないと思っている。その途中で身体に獣の特徴が現れてしまった。幸い獣人として誤魔化せた。貴族に仕える家の出だったこともあり、シルヴァー達のパーティの財布を管理するという役割を自分に課していた。だが、貯まる一方なので少し困っていたりする。
《クナッスス王国》
〈ドルメンで出会った人々〉
ラーナ
【ネコ居つく亭】の女将で接客担当。サーナの姉。
ラハム
【同上】の主人。料理担当。
アン
ドルメンギルドの受付嬢。元Bランク冒険者。大勢のファンがいる。
サーナ
【猫追うネズミ亭】の女将。ラーナの妹。駆け出し冒険者向けの宿。
ヘレナ
シルヴァーがドルメンに来る途中で、魔物に襲われていたところを助けた。雑貨屋の売り子。
ラグール
ドルメンの鍛冶屋。
ジニアール(ジニア)
ラグールの店の隣の花屋。ラグールをどついてきちんと接客させようとする係。
エレン
魔道具店の少女。店主は父親だが、彼女は既に魔道具の作成を任されている。
ドローシア
略称シア。教会のシスター。アンと同じパーティだった元Bランク冒険者。
コンラッド
診療所の医師。患者以外にはたいていそっけない。
クランチ
薬屋店主。
ガードン
アンちゃんを見守り隊過激派のボス。領主の末の息子で、冒険者ランクはC。力だけはある。
ラリュルミュス
冒険者パーティ『シュトゥルム』のリーダー。剣士。名前が言いにくい…というか噛みそうなせいで会う人会う人彼のことはシュトゥルムのリーダーさんと呼んでくる。正しい名前で呼んでもらえない。
グランド
『シュトゥルム』のメンバー。ラリュルミュスの幼なじみ。人の不幸は蜜の味。
ミール
『シュトゥルム』のメンバー。魔法使い。疾風の魔女との異名を持つ。風魔法が得意。
ユリウス
『シュトゥルム』のメンバー。魔中マニア。ゼノンの師匠的なもの。言ってはならないことを言ってしまうという困った口を持つ。
マチルダ
【マチルダの工房】の主。調合師で、ジニアと知り合い。
ジン・エヴァンス
『黄昏の恐ろしさ〜初心冒険者に告ぐ〜』の著者。義腕の教官ジン。
リックス
ジンが所属していたパーティのリーダー。
リディア
略称リディ。ジンの本ではAランクパーティの回復担当として出てくる。
トリシア
売却カウンター嬢。アン、ビオラの後輩。若干涙目になってたむろしていた冒険者達(マルバツテストの解説要員達)を働かせた。
アンジュ
ギルド嬢。アンやビオラの同期。クールな女性として人気。
ウォーレン
『ウォルニシアス』のリーダー。親分肌。
エリアス
なりたてホヤホヤの初心冒険者。ゼノンの遊び仲間。背は高いがひょろっこ。ゼノンと似た戦闘方法で、より隠形術高し。
ソルム
『クシャーナ』の一員。一人称は「ワシ」と少し年寄り臭いがそこまで老いてはいない。まだ現役なのである。ただ、最近は後進を育てることに興味がある。
キリク
『ムッキリ』のサブリーダー。
ムッスルト
『ムッキリ』のリーダー。名前だけ登場。
ガーリック
商人。シルヴァーたちはこの人の依頼を受けて王都へ向かう。
ゼア
シルヴァー達と同じ依頼(ガーリックの護衛依頼)を受けた。『スィヒ』というパーティのリーダー。
レラ
『スィヒ』のメンバー
〈クナッスス王都で出会った人々〉
オーズド・イルニーク
イルニーク伯爵。ヨシズの友人。学院の同期。
マグルス
クナッスス王都のギルドマスター。ヨシズの悪友。面倒くさがりだが、真面目にやれば仕事の腕はピカイチ。逃げ足が速いらしい。
シュリ
マグルスの秘書のようになってしまっているギルド嬢。女王様……。
ユーグ
Bランク冒険者だが、もう少しでAに届くだろうと言われている。
『渡り鳥』
あらゆる場面で笑いを取りにいくパーティ。一部の人達からは実は『笑い鳥』と呼ばれている。
ルーナ
【闘牛の休息亭】の女将。ドルメンにある二つの宿の女将の従姉妹。元冒険者だった。
シリル、レオ、リジー、メル、ミル
東街区の使用人の子どもたち。
マリーネ
クナッスス王都の先代ギルドマスター。女性だが、非常に強かった。しかも、頭も良い。
女神エヴィータ
王家やギルドは「邪神」と認定。アルを捕らえていた組織が信奉している。
女神アデライド
一般的に信じられている女神。
ジズール、ヨランダ
ヨシズの父母。故人。
ドルトール・マーティング
入学試験で出会った。ドル爺と呼ぶことになる。ご老人だがかなり強い。特別棟の主。
サボちゃん
紫のサーベルタイガー。人の手で育てられたため、非常に賢く、強い。
アッシュ
学院長。【オモテ】に忍んでいたりする。とても強い。
ラムダ
学院の冒険者コースの首席だった。Bランクになっている。
エレノア・マーティング
シルヴァー達の座学の教師。男らしいしゃべり方の女性。ドル爺の孫。
カストル公
見た目武官な文官(詐欺文官)。熱血漢で使用人にも慕われている。
モス
イルニーク伯の側近。伯を信奉し過ぎて少し過激。
オルグランド
イルニーク伯爵家の家宰。オルドと呼ばれている。伯を坊ちゃま呼びする。
キノコ
シルヴァー達のクラスメイト。好奇心が強いタイプ。いつも金欠。……宵越しの金は持たないのさ。
ゴディラ先生
泣く子もさらに泣き出すゴツイ見た目のニューハーフ。謎の情報源を持っているらしい。
ハルマ
『影』のリーダー。舎弟達が構成しているような組織があり、そこに属する者達からは姐さんと呼ばれている。
リオン
ロウの回想中に出て来た少年。ロウが身体を張って逃がした。
〈英雄達の腕試し〉
バルディック
バトルアックスのスケルトン。後世には【地割りのバルディック】と呼ばれるようになった。天候魔法という、特殊な魔法を使える。
ジェルメーヌ
略称メヌ。とても強力な魔法が使える。魔法杖のスケルトン。元聖女。
ヴェトロ
刀のスケルトン。基本的に無口でしゃべると驚かれる。
ディオール
暗殺者っぽいスケルトン。ゼノンの上位版。人をからかうのが好き。
〈英雄達の物語〉
【聖女様編】
森のばばさま
ジェルメーヌの師匠。魔法を教えてくれた。
ボールド・マイザー
ジェルメーヌの住んでいた村や近隣を治めていた領主。
アーベル・マイザー
マイザー家の当主。良識的な人物。
イーザス・マイザー
アーベルの息子。三男。兄様呼びにあこがれて
【冒険者バルディック編】
ハミルトン
バルディックの兄。第四皇子。
ベティーナ
姉。第二皇女。
クランベリ公爵
ベティーナの母親と仲が良かった従兄弟。彼女を可愛がっていた。
イアン
兄。第一皇子。
フェリクス、フィリップ
第二皇子と第三皇子。双子。えげつない魔法が猛威を振るう。
ガロン
バルディックが最初に出会った冒険者。追い払われそうだったのだが、ディークが魔術師とみるやいなや手のひらを返した。
キアラ
ガロンを扱き下ろした受付嬢。優しさは演技?
シグザーウェル
ベティーナの婚約者。コルト軍国の王子。
ミリタリ陛下
コルト軍国の王。
ベルンハルト
公国の五大公が一人。第一皇女シャルの夫。
リエ
イアンの妻。忙しい陛下を助ける。
【ヴェトロの守護編】
リュウ
ヴェトロの幼なじみ。よくしゃべる。彼の父親が凄腕の猟師だったので、一緒に野山を駆けまわった。
カンナ
リュウの妹。ヴェトロは彼女に惹かれていた。
コタロウ
ヴェトロの妹、ミヨの夫。つまり彼は義弟である。
ルド
ヴェトロの父親。歳を取ってもよく動く。
リヒト・アヴェスタ
アヴェスタ教国の元教皇。大障壁を修復しにはるばるヴェトロたちの住まう集落までやって来た。
【異名譚編】
カルティエ
略称ティア。ディオールの大切な妹。ただし、成長にともなって次第に恐妹に。
爺さん(セルダム・ド・セクレト)
ディオールとカルティエを拾ってくれた宰相閣下。
ペリド伯爵(アドウィン・ペリド)
穏健派の一人。宰相閣下の妹の義兄の息子の次男坊。遠縁にもほどがある。
モード
宰相閣下に付き従っていた執事。
コーム
宰相閣下の側近。
キッド
洞窟の中にいた下っ端っぽい男。
ウィリアム
キッドよりも上の立場。兄貴分をしている。
ヨイチ
ディオールとカルティエが昔に逃した男。
おかしら(メジアン・デュクレス)
洞窟の奥に盗賊のように過ごしていたデュクレス帝国の王女様。見た目はそんじょそこらの男よりもたくましい。
ノルド
モードの孫。宰相付きの執事として補佐する。