プロローグ
シリーズ2作品目となります。はじめにある通り、前作LIVING LEGENDから読むとこの作品をもっと楽しめるかと思いますのでどうぞ。
この作品は、前作と同じく中学一年の時に原案を作りました。物語はほとんど作っていないので今、考えています。
二部制でありますが、話自体は短く、すぐ完結するでしょうが、まだまだLEGEND自体は続きます。
遥か遠い昔、この地球は壮絶なる危機に迫っていた。宇宙からの侵略者、巨大隕石ウロボロスインフィニティー。通称星喰らい。ただの隕石なら精々地盤が抉られるくらいだ。しかし、この隕石は星を喰らう物で、数多ある惑星を次々と壊し、飲み込んだ。その当時はブラックホール群をよく見ることができた。そう、地球に来るまでは他人事ではあったが。
その隕石は地球に牙を向けた。隕石の周りは触手が蠢き、星を喰べる準備に取り掛かっていた。
人々は恐れた。どこに逃げても意味がない。ここで死ぬのか。ただ、泣き叫び、命乞いをした。
しかし、ある種族が立ち上がった。それは原初の天地人。他の生命に触れると即死する最弱の種族。何が出来るというのだ、何も出来ないまま終わるだろう、そう人間は考えた。
天地人は儀式を行った。全ての天地人を生贄に捧げることで天地の勇者を七人召喚する儀式。一つは伝説、一つは鳳凰、一つは暗黒、一つは風来、一つは絶対、一つは夢幻、一つは蒼龍。その七人の勇者は宇宙に飛び出し隕石に向かった。
勇者の存在に気付いた隕石は、正体を顕わした。それは邪神だったのだ。名は阿日徒羅流。七人との死闘を繰り広げ、最後に残ったのは七人であった。その七人は後にあらゆる知恵と武器と宝玉を世界に散りばめ、神龍という世界の管理者を設置し、この世から去った。
それから何千年も過ぎた、ある日。全ての伝説はここから始まるのであった。
予告(1/1更新予定)
大海原。絶好の航海日和だった。ここから始まる伝説に相応しい。彼は、多くの血を流し、掬い、飲み干し、狂気する。
ORIGIN LEGEND
第一説 原初の天地人、その名はレイグランズ・ダグラス・デグラストル
乞うご期待。