置換論:呉と孫権
孫権は泣いた
株式会社「呉」 組織図
代表取締役社長:孫権
主要株主兼取締役会:江東豪族連合(張昭・顧雍・陸遜・歩隲・諸葛瑾・呂蒙…)
事業内容:長江防衛・水運物流・対魏安全保障・対蜀外交調整
この会社の最大の特徴:
社長に拒否権がほぼ無い
取締役会の合意形成がないと何も決まらない
決断すると株主が内戦を起こす
つまり孫権は
•独裁CEOではなく
•調整型議長
•常に板挟みの調停役
•失敗の責任だけは全て背負う
世界一胃に穴が開く社長。
問題の子会社
漢中王国グループ
CEO:劉備
CTO兼COO:諸葛亮
前線完全子会社:荊州方面軍有限会社
そしてそこに配置されたのが
荊州方面軍有限会社(分社)
代表取締役社長:認めない関羽(漢寿亭侯・前将軍)
資本構成:蜀漢100%だが、地理的には呉の喉元
孫権から見た構造:
いや君さ
法的にも爵位的にも
普通に同格の諸侯で
しかも
うちのサプライチェーン(長江)完全に抑えてるんだけど?
だから孫権はこう言う:
「あなた同格諸侯やん?
漢寿亭侯やん?
つまり“取引先”やん?
ちゃんと契約結ぼ?」
すると返ってくるのが:
関羽「義がどうのこうの」
関羽「兄者との義がどうのこうの」
関羽「呉は信用ならん」
関羽「魏はぶっ殺す」
関羽「孫権は空気読め」
関羽「いや、俺外交権なくない?」
孫権(社長)内心:
ああああああああああああああああ
契約の話をしているのに
なぜ情緒と侠気で返ってくるんだ
こちらは
株主総会・防衛ライン・物流・後方安定
全部考えてるんだぞ
義で国家運営できるかあああああああ
そして取締役会からの圧
張昭「関羽は危険です。処理を」
顧雍「荊州は構造的に不安定」
呂蒙「はい」
陸遜「法務的にも安全保障的にもアウトです」
魯粛「はい」
孫権(議長):
俺が悪者になるのは分かってる
義がどうのと言われるのも分かってる
でも
会社が潰れるよりマシだ……
そして決断
孫権:
これはもう
個人の友情でも
義理でもなく
企業防衛案件だ
結果:
•関羽:解任(物理)
•荊州:事業再編
•蜀:激怒
•劉備:何?
•呉:悪役扱い
孫権:
俺はただ
株主総会と
国家安全保障と
物流インフラと
社内秩序を
同時に守っただけなのに……
結論
孫権とは何者か?
豪族連合株式会社の社長にされ、
感情論で動く超有能だが契約概念ゼロの
子会社社長(関羽)に
世界一振り回された経営者
英雄でも
凡君でもなく、
構造と感情の板挟みで
常に胃を痛め続けた
三国時代随一の調整屋
それが孫権です。
だから叫びたくなるのも当然です。
孫権「ああああああああああああああああ!!!」




