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星と契約  作者: 木介


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男と契約

「家族を生き返らせてくれ」

目の前の男は泣きながら跪き懇願した。

「では代わりの生け贄を差し出せ」

男は了承し悪魔である私と握手を交わす。

これで契約成立だ、私は目の前の男を見て笑みをこぼした。


半年後、男は自分の部下を大勢引き連れ、なんの害も無い平和な村を襲い、捕虜を大勢捕まえてきた。

「あと何人、生け贄にすれば良い?」

私は「捕虜も全て殺してみせよ」と応える。

男は捕虜を躊躇なく殺し、私は男の家族を生き返らせた。

男は家族と再開し私は多くの魂を得られる。

これで契約完了この男はハッピーエンドを迎えるのだった…。


こんな都合の良い話があるわけ無い。

そう思う者も多くいるだろう、それもその筈だ契約した後、私は男にアドバイスを贈った。

男に対する周りの評価。

どうすれば上官に好かれるか。

戦場では何処が危なく何処が手薄か。

ありとあらゆる情報を与え、男は半年の内に軍師として昇格し国の高官になったのだ。


まるで未来を見透かしたかの様な男がなんの害も無い村を襲うと言っても【きっと何か意図がある正しい行い】だと思い、疑問を口にする者もいなかった。


さてここからが面白い所で男が最後に襲った村についてだが、実は同盟国の王その隠し子がいる村である。

自分の子供が虐殺されたと知った同盟国の王は当然この国を攻めてきた。


契約を完了し私はもう男の側にはいない。

今まで私の言うとおりに動いていた男は慌てふためき戦火の中で滑稽に踊っていた。

この戦争で周りからの評価は下がり地位と財産を失った。

そして責任として男は家族と共に処刑された。全てを失った男が死ぬ瞬間を私は【キッキキッ】と不気味な声をあげながら満面の笑みで見送った。

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