第41回配信「灯明都市」
「ラジオの前の皆様、こんにちは
さちです。」
「・・・・・・ノワよ。」
「本日もウィッカラジオ、放送して行っちゃいますよー。」
「・・・・・・最後まで、よろしく。」
「さて、本日の放送ですが灯明都市ラタンより行っております。」
「落ち着いた感じの、いい部屋を、放送用に、貸してもらった。」
「宿の部屋もそうでしたけど建物の内装こってますよね。」
「そうね・・・・・・ちょっとしたところにも、細かい細工がなされてて、こだわりを、感じるわ。」
「そう言うわけで、今日はいつもより何かいい雰囲気の部屋からお届けして行きますよ。」
「部屋の様子は、リスナーには、分からないから・・・・・・大差はないけどね。」
「私達の気分が変わるのでオッケーです。」
「放送に、影響があるかどうかは、分からないけど・・・・・・そんな感じで、よろしく。」
「ではウィッカラジオ、本日の放送もスタートですっ。」
「改めましてこんにちは
ウィッカラジオ、本日は灯明都市ラタンよりお送りしております。」
「何で、いつもと部屋の雰囲気が、違うのか・・・・・・現地紹介から、お届け。」
「まずこの灯明都市ラタンは帝都より少し東に行ったところの、小高い丘が並ぶ地帯にあります。」
「緩やかでも、坂道は、続くと・・・・・・意外と大変。」
「えぇ、足腰への負担が結構・・・・・・
って、ノワさん飛んでたじゃないですか。」
「平地に比べると、高度に、気を使うから、楽じゃない。」
「それでも坂を歩くよりは随分楽そうに見えますけどね。」
「・・・・・・さちも、一回飛んでみたら、いい。」
「無茶言わないで下さい。いや、本来の姿に戻ったら浮く事ぐらいは出来ますけど。」
「微妙に、違う気が、する。」
「はい。私もそう思います。」
「さて、それは置いておいて・・・・・・そうやって、着いたのが、この街、灯明都市ラタン。」
「特別大きいわけでもないけどそこまで田舎でもない、いたって普通の街ですね。」
「特徴としては、近くで、発光する魔法の石が、採れる事。」
「ふむふむ、採れるとどうなるのでしょう?」
「特定の波長の魔力を、流すと・・・・・・一段と強く発光するから、照明系統の、魔道器に、使われる。」
「つまりこの部屋の独特な雰囲気を作り出してる
あの天井のランプに繋がるってわけですね?」
「そう・・・・・・この石を採るための、拠点として、人が住み始めて
採掘をする労働者、それを魔道器にする技術者、魔道器を家具として細工する職人・・・・・・
と、関連する人間が、どんどん集まったのが、この街。」
「採掘から実際に使うところまで全部この街でやっちゃうんですね。」
「さらに、それを使って、室内を飾り立てるための、職人なんかも、集まったから
今や様々な分野の、家具職人が、この街には、集まっているわ。」
「家具ですか、前の世界にいたときは暮らしてた家の改装のお手伝いとか結構やったのでそっち方面も行けますよ。」
「じゃあ・・・・・・後は任せた。私は、良し悪しが、分からない。」
「って、丸投げされても何を話せば良いのか私にも分かりませんよ。」
「なら、とりあえず、そこのランプでも、解説してみて・・・・・・。」
「え、えっと、そうですね・・・・・・
明かりを覆うこの飾り部分は見るからに繊細な作業がなされてますね。」
「それは・・・・・・私が見ても、分かる。」
「はい、ですがこれは綺麗なだけじゃなくて、装飾部分が光を遮り過ぎないように総面積まで考えて作られてますね。」
「む・・・・・・。」
「ちなみにランプが直接見えない視聴者の皆様に説明しておきますと
光源となる部分を囲むように木製の細工、種類は分かりませんが蔓系の植物をモチーフにしていますね
それがあって、下部を除く面に光を通す程度の薄い紙が貼り付けられています。」
「珍しく、さちの早口が、役に立ってる・・・・・・。」
「そして先程も言いましたように、木細工部分が適度な面積のため
部屋が明るすぎずそれでいて暗くなりすぎず、今のような幻想的な雰囲気が維持されているわけですね。」
「うん・・・・・・解説、ありがとう。」
「どういたしまして、たまには褒められるのも悪くないですね。」
「そんな感じで、職人が手間隙かけた、家具が、街のいたる所で使われている。」
「どこもお洒落で参考になりそうですよね。」
「まぁ、今は、家を持たない、冒険者だから、使うところは、ないけど。」
「そうですね。イメージだけ覚えておいていずれ定住した時に使いましょう。」
「ついでに、家具は、かさばるし、重たいから、買えないからね。」
「それは分かっています。流石に大箪笥を持って冒険しましょうとかは言いませんよ。」
「ならいいけど・・・・・・。」
「そう言うわけですので、是非とも実際にこの街に足を運んでその様子は見てみて下さい。」
「・・・・・・以上、現地紹介でした。」
「・・・・・・さて、今日は、時間がある。」
「どうしましょうか?
相変わらずお便りは何の動きもありません。」
「よし、さちが、あれだけ喋れると、分かったから・・・・・・何か、宣伝してもらおう。」
「えぇ、またいきなりですしハードル高いですね。」
「じゃあ、試しに、今回は、この番組を、宣伝する・・・・・・。」
「宣伝って、何したらいいんですか?」
「さぁ・・・・・・自由に、宣伝してくれて、いいよ。」
「自由にと言われましても困りますって。」
「さっきの、現地紹介での、勢いは、どこに行ったの?」
「あれは偶然喋りやすい題材だっただけで普段からそ、その、そんなに喋れませんって。」
「大丈夫、やってみれば出来る
・・・・・・とりあえず、この番組の、良いところは?」
「え、えーっと、トークが面白・・・・・・
すみません、無理がありますね。」
「いや、さちが、面白トークを、頻繁に、やってくれれば、問題ない。」
「無理ですっ、どう考えても頻繁にそんなことなんて出来ません!」
「じゃあ、他の、セールスポイント?」
「全世界ワールドワイドに聴けて、視聴者の皆様と双方向のやり取りが・・・・・・
はい、お便り下さい。」
「まぁ、あくまでそれは、目標だね・・・・・・現状は未達成。」
「な、ならば、えーっと・・・・・・うーん・・・・・・
私達って、何やってるんでしょうね?」
「・・・・・・。」
「いや、そこは答えて下さいよ。」
「まぁ、さちの、面白リアクションを、楽しむのが、番組の、半分?」
「えぇ、一応聞いておきますが残りの半分は?」
「全国を、回っての、宣伝。」
「まぁ、番組のほとんどを現地紹介で費やしてるのが現状ですからね。」
「・・・・・・とりあえず、これで、問題点が、見えたね
番組として、どのような放送に、したいか、方向性が、定まってない。」
「元々勢いで始めたようなものですしね。」
「視聴率を、上げるには、何かしら、方向性が、必要。」
「じゃあ、今後全国を回り終えるまでの課題ですね。」
「そうね。方向性が決まれば、コーナーとかも、具体化しやすいと、思う。」
「目標がまた一つ増えましたね。頑張りましょう。」
「たぶん、どんどん、さちが、笑いを取って行く方向に、振る事になるので、よろしく。」
「やりませんっ。」
「さて、そんなわけでそろそろお時間ですので次回の予定に移りたいと思います。」
「次は、初春都市リルプイエ・・・・・・どんな場所かまでは、知らない。」
「もう目的地は決まってるんですね。」
「帝国内を、出来る限り、無駄なく、回れるように、計算してるからね。」
「じゃあ次回はその街に着いたらと言うことで。」
「それまでに、いつも通り、お便りを、募集。」
「現在募集強化中のお題は
今年になって自分のここを変えたい場所
冒険の疲れを取るための視聴者さんお勧めの方法
ノワさんの女子力をどうやって上げたら良いか
の、3つとなっております。」
「今日話題に出た、番組の方向性とかで、こういうのが良い、みたいな提案があれば、歓迎。」
「とりあえず皆が楽しめるような内容にして行きたいですね。」
「やっぱり、さちが・・・・・・。」
「却下です!
それは私が楽しめません。」
「まぁ、仕方ない
とりあえず、今日は、これぐらいに、しようか?」
「分かりました。ここまで聴いて下さった皆様もありがとうございます。」
「・・・・・・お疲れ様。」
「ではでは、ウィッカラジオ
次回は初春都市リルプイエからのお届けとなります。」
「次回も、聴いてくれると、嬉しい。」
「それでは今日はこの辺りで
お相手はさちと。」
「・・・・・・ノワでした。」
「次回もお会いいたしましょう。」
「・・・・・・またね。」




