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第37回配信「暖海の港町」


「ラジオの前の皆様、こんにちは

 さちです。」


「・・・・・・ノワよ。」


「本日もウィッカラジオ、お聴き下さりありがとうございます。」


「最後まで・・・・・・よろしく。」


「さて、本日の放送ですが

 暖海の港町エイゲからお送りしております。」


「前回は、森林地帯に、苦戦させられたけど、今回は、いたって順調な、道のりだったね。」


「そうですね。気温がすっかり高くなってきてずっと歩いてると暑い以外は特に問題なしですね。」


「そこは・・・・・・魔法で遮断するから、問題ない。」


「私も普通にノワさんからその魔法ぐらい教わろうかな。」


「常時維持出来るようになるまでは、早くても、数年単位で、修行を続けないといけないけど・・・・・・。」


「えぇ、そんな事してる間にこの旅終わっちゃうじゃないですか。」


「そうね、少なくとも、この旅の間は、まず維持は、出来ないだろうね。」


「今後のために覚えてもいいのかもしれませんが、旅の合間に修行とか出来る気がしないでやっぱりなしで。」


「まぁ、何事も、甘くはないよ・・・・・・。」


「とりあえずオープニングトークはこれぐらいにして

 ウィッカラジオ、本日もスタートですっ。」






「改めましてこんにちは

 ウィッカラジオ、本日は暖海の港町エイゲよりお送りしております。」


「まずは・・・・・・恒例の、現地紹介。」


「まずこの港町は大陸の内部にありますが

 そこに届くぐらい大きな湾に面していると言う形になっております。」


「湾と言うか、大きすぎて、大陸内に、大きな海があるみたいだから、内海と、呼ばれているね。」


「内海ですか、世の中本当に色々な地形があるんですね。」


「その内海に、面して、作られているのが、この街。」


「港町としてはいたって普通の作りをしてますね。」


「・・・・・・ただ、スティルグルド帝国の、領土内において

 断崖絶壁でなく、海に面しているのは、内海だけだから、この港町が、実質唯一の、港となる。」


「帝国にとってはかなり重要な街になるんですね、ここは。」


「そうね・・・・・・ここから、外海へと出て、各国へと向かう

 多少遠回りだけど、唯一の、海路だから、その影響は、大きい。」


「なるほど、帝国としての有用性は分かりましたが街自体は実際どうなのでしょう?」


「まぁ、さっき、さちが言ったように

 港町としては、特筆するところは、ない。」


「えぇ・・・・・・。」


「ただ、帝国が、他の国にはない、技術とかを、持っているから・・・・・・それ目当てで、帝国に訪れる人も多い

 おかげで、この港を通る人は、必然として、多くなる。」


「ふむふむ。」


「人の流通が多い・・・・・・つまりは、物の流通も自然と増える

 だから、買い物とかを、したいなら、十二分に、使える。」


「港町は基本的にそう言うの盛んですからね。」


「ついでに、内海は、外海に比べて、波が起こりにくく、穏やか

 ・・・・・・だから、漁も、比較的、安全に行えるし、遊覧船なども、出てる。」


「外海は酷かったですからね、特に龍の島からこっちの大陸に戻って来る時なんて。」


「あれは・・・・・・たしかに、かなり、揺れた覚えが、あるね。」


「はい、初の船旅だったので鮮明に覚えています。」


「ちなみに、チュピラと、呼ばれる、白身魚が、有名らしい。」


「なるほど、まだ食べてないのでこの街を出る前に1度味わっておきたいですね。」


「まぁ、大雑把には、以上かな。」


「分かりました。以上、現地紹介のコーナーでした。」






「さて、1コーナーがっつりやるだけの時間がありますがどうしましょう?」


「・・・・・・そうね、相変わらず、お便りは、来てないしね

 何かしら、ちょっとした企画でもやって、時間を使いたいね。」


「そうですね、でも何をしましょ・・・・・・ザザ・・・・・・。」


「・・・・・・ん?」


「あれ? どう・・・・・・ました・・・・・・?」


「・・・・・・何か、機材の調子が・・・・・・ザー・・・・・・。」


「えぇ、どう・・・・・・ザザ・・・・・・んですか?」


「この前の、言の葉の森で、受けた・・・・・・ザザ・・・・・・、残っているのかしら?」


「あの時か・・・・・・ザザ・・・・・・をかけてメンテ・・・・・・ザザ・・・・・・ましたけど、それでもザー・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「これは、ちょっと・・・・・・ザザ・・・・・・続けるのは、辛そうね・・・・・・。」


「えぇ、たしかにこれだけ雑音が入ったら・・・・・・ザザ・・・・・・じゃないですね。」


「・・・・・・リスナーの、皆には、悪・・・・・・れど・・・・・・今回の・・・・・・ザザ・・・・・・、ここまでで。」


「はい。申し訳・・・・・・ザザ・・・・・・ここで打ち切らせ・・・・・・ザザ・・・・・・と思い・・・・・・ザー・・・・・・。」


「・・・・・・。」


「・・・・・・い、視聴者の皆様も・・・・・・ザザ・・・・・・んが次回をお楽しみ・・・・・・ザザ・・・・・・ます。」


「・・・・・・またね。」


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