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第26回配信「火山都市」


「ラジオの前の皆様、こんにちは

 さちです。」


「・・・・・・ノワよ。」


「本日もウィッカラジオ、放送始めますよ

 視聴者の皆様は最後までどうぞお付き合い下さい。」


「・・・・・・今回も、よろしく。」


「さてさて、今回は火山都市ブッカから放送しております。」


「名前の通り、火山の近く・・・・・・放送中に、噴火とか、ないと思うけど、あったら大惨事。」


「そこまで頻繁に大きな噴火があるわけではないと聞きましたから、きっと大丈夫でしょう。」


「ここぞの時に限って、起きるのが、万が一。」


「変なフラグを立てるのはやめましょう。」


「そう言うわけで、気を取り直して、始めようか。」


「えぇ、それではウィッカラジオスタートですっ。」






「あらためましてこんにちは、火山都市ブッカより放送中のウィッカラジオ

 今回も現地紹介からやって行きますよ。」


「前回放送した、灰原都市より西へ、グルケーノ半島に入り、少し進んだところにあるのが、この街。」


「グルケーノ半島はその半分以上の面積が火山に覆われている大変危なっかしい半島です。」


「火山は多いけど、この街は、その麓に作られている。」


「麓と言っても十分に噴火したら巻き込まれる範囲なので安心とはいかないのですが。」


「まぁ、街に被害が出るほど、大きな噴火は・・・・・・もう何十年と、ないらしいから。」


「それなら安心、なのでしょうか?」


「小さな噴火は、今でも多いし、それに伴う地震も、少なくないから

 一概に安心とは、言えない。」


「えぇ、本当によくこんなところに住めますね。」


「その辺りは、慣れ?」


「あんまり慣れたくないです・・・・・・。」


「ちなみに、小さな噴火でも、火山弾や、火山灰が、飛んで来るから

 それなりの、危険が常に付きまとう。」


「全然大丈夫じゃないじゃないですか。」


「そのために、大通りは基本的に、小さな火山弾や、灰を防ぐために、屋根が取り付けられていて

 建物も全体的に、頑丈な石造りのものが多い。」


「たしかに、藁とかみたいな柔らかそうな素材じゃなくてしっかりした屋根がそこら中にありましたね。」


「そうでもしないと、道に灰が積もったり、色々と、大変。」


「日光も見えないし何か全体的に重たい感じになるので、どうかと思ってましたが

 想像以上に重要なものだったんですね。」


「確かに、見栄えは少し悪いけど、この環境で生活するための、知恵。」


「うーん、ますますこんな危ない土地に住まないでもいいような気がしてきますね。」


「そこは・・・・・・うん、昔から住んでる土地を、離れたくないとか、その辺りの感情も、加味するべき?」


「そう言うものなのでしょうか?」


「ついでに、火山も、悪いだけじゃない。」


「なるほど、この土地にもそれなりのメリットがあるんですね。」


「この前の、灰原都市と同じく、火山灰に含まれている、様々な成分は、農業にも、応用できる。」


「あぁ、それを使って栄養豊富な根菜の仲間とか作ってましたね。」


「ここも、それと同じく、栄養豊富な土地があるから、食料の供給は、ある。」


「たしかにそうですね、水も火山の方から川が流れて来てるので確保できますしね。」


「さらに、火山岩には、ガラス質の成分、石材として使えるものなど・・・・・・加工すれば、用途は様々。」


「降って来て危ないだけかと思いましたけど、そういう使い方もあるのですね。」


「この街の建物は、火山から飛んで来た素材で、大半が賄われている。」


「うーん、そう言ったものまで自給自足できるのは確かに強いですね。」


「一口に石材と言っても、色々な状態のものが混じるから、用途も広い。」


「例えば?」


「さっきも言ったように、建材に使われ、他にも石細工の工芸品、細かいものは土と混ぜて陶器などに。」


「おぉ、たしかに色々あります。」


「他にも、ガラス質の部分は、細かいから普通のガラスのようには使えなくても、柔らかく加工が容易だから

 宝飾品などに回されたりする・・・・・・らしい。」


「生活から街の特産品まで、色々使われてるんですね。」


「そうね・・・・・・だから、火山は一概に、悪いだけとは言えない。」


「納得しました。」


「じゃあ、さちが納得したところで、現地紹介は、これぐらいかな。」


「分かりました。次に移りましょう。」






「とは言ったものの、まだまだ尺がありますしどうしましょう?」


「それは、また街の人の悩みに、さちが全力で挑む、と言う事で。」


「あ、また聞いてきたんですか。」


「と言うわけで、コーナーの導入、お願い。」


「挑戦! 去年までの私を変えるには。」


「このコーナーは、今年に入って、去年までの自分を変えたい方に

 どうやったら上手く変われるかを、さちが頑張って考えるコーナー。」


「今日のお題は一体なんでしょうか?」


「火山灰が付くから、洗濯物を干すのが面倒

 ・・・・・・だから、ついついさぼって、汚れた衣服が部屋に溜まりがち

 なので、もうちょっと、小まめに整理できるように、なりたい。」


「この街ならではの悩みが来ましたね・・・・・・。」


「さて、それじゃあ、いつも通り、カードを引いて・・・・・・。」


「うぅ、いいのが出ますように。」


「・・・・・・。」


「バラですっ。」


「はい、じゃあそれで頑張って。」


「では、まずバラを用意します。」


「うん・・・・・・。」


「さらに植木鉢、土、スコップを準備して植えます。」


「・・・・・・で?」


「はい、それを頑張って世話して下さい

 花を育てるのはかなり手間隙をかけないといけません。」


「・・・・・・。」


「なので枯れやすいバラを綺麗に咲かせられるぐらい世話をするのが上手になる頃には

 小まめに作業をするのが苦にならなくなります。以上です。」


「うん、まぁ頑張ったね。」


「相変わらず厳しすぎです。お題が無茶振り過ぎます。」


「普通に答えても面白くない・・・・・・からね。」


「ま、まぁそうですけど。」


「とりあえず、今回も、お疲れ?」


「疲れました。そろそろノワさんが答える方やりましょうよ。」


「さちがやった方が、盛り上がる・・・・・・以上。」


「即答ですか。」


「以上、挑戦! 去年までの私を変えるには・・・・・・でした。」






「さてここからは次回の予定の告知となります。」


「大丈夫、情報は、収集してある。」


「さすがノワさんです。次はどんな場所に行くんでしょう?」


「そこの火山を、登る・・・・・・。」


「えぇ!?」


「火山地帯の真ん中に、村があるらしいから、そこを、目指す。」


「火山の麓でも驚きなのに、あの山中に住んでる人もいるんですか!?」


「火山と言ったら、連想できるものは?」


「え、えーっと・・・・・・

 噴火とか危ないとか、そう言うイメージですか?」


「正解は・・・・・・温泉。」


「温泉!?」


「火山の熱で、水が温められることによって、温泉が生まれる

 様々な鉱物から染み出した、成分のおかげで、体にも良い。」


「なるほど、温泉はあんまり行ったことないから楽しみですよ。」


「まぁ、そのためには、山岳地帯を抜けないといけないけど・・・・・・。」


「頑張りましょう、やる気が出てきましたよ。」


「ならいいけど・・・・・・そう言う理由だから、次回は、温泉の村ユフィンから、放送予定。」


「険しそうな道のりですが頑張って行きたいので、皆様応援よろしくです。」


「応援のメッセージは、感想機能から、送ってくれると嬉しい

 あと、各コーナーへの投稿も、待ってる。」


「現在募集強化中のお題は

 今年になって自分のここを変えたい場所

 冒険の疲れを取るための視聴者さんお勧めの方法

 の、2つとなっております。」


「さて、次回予告は以上、かな?」


「ちなみにラジオなので勿論私たちが温泉に入ってる画像はお届け出来ませんし

 機材がダメになるといけないので温泉の中からは放送出来ないので、その辺りは期待しないで下さいね。」


「わざわざ、注意すること?」


「重要ですよ、温泉回は視聴率いいんですから。」


「・・・・・・そう言うものなの?」


「まぁ、そんな感じで次回も楽しみにしていて下さい

 本日のお相手はさちと。」


「・・・・・・ノワでした。」


「最後まで聞いてくれてありがとうございます。」


「・・・・・・またね。」


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