8/26
誕生日
遅くなりましたー!
ヒソヒソヒソヒソ
「ケーキはこれでよし、プレゼントは山積み」
「これでいいわね!」
なんと、今日はフィーナの5歳の誕生日なのである。
本人は忘れているが…
「父様、母様、最高級の魔石で作ったこのブレスレットはいかがでしょう!?!?!?」
「あらあら、私が自らデザインしたこのドレスも素晴らしいものよ!」
「私は護身用のミスリルの短剣だ!」
…
本日は本人よりも浮き足立った家族と使用人だった
朝食を頂きに私は1階に降りていた。
扉を開けた瞬間
お誕生日おめでとう!(ございます!)
「え…」
1歳歳を重ねただけでこんなにお祝いしてもらえるの?
夢にまで見た誕生日会が今ここに…!!
「あ、ありがとうございま…」
グスッ
「フィーナ!?大丈夫?」
「フィーナ様!なにか気に入らないところがありましたか?」
「そういう訳じゃないの…スン う、れしくて!」
ふふっと笑いユミライズ大公爵家は幸せに満ちた時を過ごした。
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「くそーーー!俺もフィーナの誕生日祝いたかった!」
「私もよ!」
「後少しの我慢だ!フィーナが大きくなるまでの!」