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吉田兼部の超短編−春

超短編 スカイライン

作者: 吉田兼部

ベストアルバム最終曲の一曲リピートは六周目に入った。


耳障りな喧騒を、美しいメロディーで遮断する。感傷的な夜は、空を見上げると心地いい。永遠の星々を、都会の蛍光灯は軽やかに貪り食う。残されたのは、青白い濃墨だけだ。


年度末の夜空はどこまでも晴れて、どこまでも見えない。どんな芸術も、きっと今夜は許されない。人工的な薄明かりは、空へ訴えることがあるというのか。


見下ろす窓明かりは、疲れ切った一等星みたいだ。


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