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悪役ではない...けど、コレはどう考えてもおかしい。  作者: マタタビ師匠
第3章 始動編
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第23話:夏休みの『魔』物VI

台風の影響でダウンしてました

あれから3日かけて宮崎近辺、というかかなり遠くの『魔』もおびき寄せることでかなり広範囲の殲滅に成功した私たちは、次の仕事に入っていた。


北は石保山、南は天狗山の二つのグループに別れて1週間かけて『魔』を狩りつつ尾鈴山で集合する手はずとなっている。


私と幸くん他7名で南、丹波と時雨叔父さん他16名で北を担当する。当主様と補佐2名は軍の基地に残って指示を出している。




私たちの正確な出発地点は狗留孫神社というこじんまりした神社の鎮守の森からとなる。神社の正面の階段に腰掛けて武器を確認する。


今装備している武器は刀と、組み立てると2m程の長さになる棒だ。ただの棒と侮ることなかれ、術式による細工でいざとなれば闇の精霊の力で大鎌としても使える仕様になっているのだ。見た目は真っ黒な握り部分に紅い紐が巻かれた長さ30cm、太さ4cmの棒が6本腰まとめて提げられているだけだけど。


幸くんは大ぶりのサバイバルナイフを2本両脇のホルダーに収め、腰にはトンファーがクロスして固定されている。


「日没と共に行動開始、常に3人で行動して下さい。東側から順に1班、2班、3班とします。不測の何かがあったら無線を入れてください。」


『了解』


私たちは幸くんと後の1人は丹波の弟に当たる(みのる)という人と行動する。この人は今年で21歳 (丹波は23歳)だけど、なんというか、兄貴と呼びたいオーラが出てる人だ。私たちは(みの)さんと呼んでいる


「充さん、私たちは東まわりのルートだったよね?」

「ああ、市街地をかすめながら行く形だ。右側にバリケードを見ながら行けば間違いはない。」

「充さんの獲物は何?」

「俺か?一応 短槍(たんそう)だ。取り回しが利くように短めのやつだけど」

「分かりました」


「じゃあ探査役は誰がする?」

「僕がやります」

「前衛は俺がやる」

「私は遊撃だね」


打ち合わせを終えた頃、日は完全に没した。


「1週間後、尾鈴山へ。1、2、3班全員が帰還するように。定期連絡は2時間ごととする。散開!」


幸くんの指示で2班と3班が行った。


「1班も行きますか」

「まずはバリケードまで一直線だね」


確認が終わればこくりと頷き


「行きましょう」


充さん、私、幸くんの順で木々の中に入った。




暗視の術で鮮明な視界に映る森は禍々しかった






次回、夏休みの『魔』物VII

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