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15  作者: 脩兎
1/1

FI.0:プロローグ

 




「あれ、…大紀?」



「……旭良?」




─僕らは今日、1年ぶりの再会を果たした。




「本気でお前、大紀?変わりすぎだから」



そう言った少年、泉斗旭良せんと あきらは片方の口角だけ上げて笑った。

…昔からの癖だ。




「…お前は変わってなさすぎんだよ」



嬉しくなった。


また、一緒に出来る。




「まだ続けてる?」


「……お前こそ」 



僕らの止まっていた時間が、動き出した──…

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