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第八十九回 大気と靴

「なあなあ、俺の下駄占いって、実は絶対に外さないって知ってた?」

「初耳だよ、そんなの。下駄占いってコトは、明日の天気でも占うのか?」

「その通り。下駄を放り投げて、表なら晴れ。裏なら雨だ」

「信じられないなあ。じゃあやって見せてくれ。占いが外れたら飯を奢れよ?」

「うっ、今月は金欠なのに」

「当てりゃ問題ないだろ。お前が当てたら、コッチが奢ってやるから。さあ早く」

「お、おう。じゃあやるぞ……あーした、てんきになーれ!」

 おまじないの言葉と共に放り投げられた下駄は、美しい放物線を描く。そして落ちる……かと思ったら、空中で二度三度と加速。猛回転しながら地面に突き刺さる。下駄はカドのところを支点にそそり立っていた。

「……おい、こんな下駄の落ち方、俺は見たことないぞ」

「俺だって見たことねえよ」

「じゃあ占いの結果はどうなるんだ?」

「裏でも……表でもないな」

「いっとくが『わかりません』なら、お前の負けだからな。もちろん占いを外してもお前の負けだけど」

「よしっ、占いの結果は出たよ!」

「ほほう、聞かせてもらおうか」

「雨もしくは晴れ、だけど曇りがちかもしれなくって、大風が吹くでしょうが、一時無風。雪の可能性も見逃せません。雹にも注意!」

「下駄占いだからって……占いの結果にまで下駄を履かせるなや」

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