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第七十五回 跳躍と時間

「実は俺、とうとうタイムマシンを発明しちゃったんだ」

「本当なら凄い話だな」

「コイツが、そのタイムマシンだ!」

「いや、それはスタンガンだよね?」

「ただし未来へ移動する、一方通行しかできないんだがな。過去へは戻れない」

「コッチ向けんな、危ない」

「俺も偶然、このタイムマシンに秘められた機能に気付いた時は驚いたよ。気付いたら三時間が経過していたんだから」

「それってスタンガン使って、自分が気絶しただけの話じゃね?」

「いいや違うね。主観的体験時間が瞬間的に経過するのだから、こりゃもうタイムマシンと同じだろ」

「だからコッチ向けんな。スイッチ入れんな。バチバチいってるよ、危ない危ない危ない」

「そもそも四次元的認識を持てない我ら人間に、主観的時間と客観的時間の比較などできるだろうか。ましてや時間の経過とは肉体的感覚に基づくものだから、三次元に縛られた我らには時空間の超越は差異として認識できないわけで……だから、やっぱりコレはタイムマシンなんだよ!}

「……時間を跳躍する前に、お前は論理を飛躍させ過ぎだ」

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