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第三十一回 指と冒険
「ぼっぼっぼーくらっわ、ゆーびさっき探っ検っ隊っ!(じゃん)
今回は~~~おっぱいマウンテンに挑戦だ~!
親指隊長! でかい! でかいであります!
ええい、怯むな中指隊員一号。さあ行くぞ!
まずは麓の周囲をじっくり探索してから出発だ。
な、なんという急な坂道。
柔らかい、柔らかいぞ!
足を取られぬよう気をつけろ。
果たして我々は山頂に到達することができるのか!?
隊長おおお、小指隊員が崖から落ちそうになっております。
いま待ってろ助けるぞー。
ファイトー。
だいたい一発くらいー。
我ら探検隊の結束は鉄の固さ! 決して揺るがぬよ!
斯くして見えてきたぞ。
あれが山頂のtik(略)」
とそこで彼女は堪忍袋の緒が切れた。私の手をガッシと鷲掴みにして、胸に押しつける。
「ああっ、もうイライラする。これだから童貞は面倒臭い! 胸くらい揉むなら早く揉めやあああ!!」
「うぎゃー、隊長が山に潜む猛獣に食われたぁぁぁ……性的な意味で」