表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡主婦の異世界活動  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/9

二つの世界の狭間で

夜、ルミはイセル湖のほとりに座り、水面に映る月を見つめた。水の精霊たちがそっと近づき、彼女の周りを漂う。


「迷っているの?」小さな精霊が囁いた。


ルミはうなずいた。


精霊はきらめいた。「水は形を変えても、その本質は変わらない。あなたも同じよ」


ルミははっとした。彼女は水平雪枝でもあり、ルミでもある。二つの世界、二つの人生——それは対立するものではなく、一つの川の二つの流れのようなものかもしれない。


家に帰ると、セシルが温かい紅茶を用意して待っていた。


「急がなくていいのよ」セシルは優しく言った。「魔法も人生も、自分のペースで進めばいい。あなたには時間がある」


ルミはうなずき、紅茶の湯気を見つめた。湯気がゆっくりと空中で小さな雪の結晶に変わっていく——無意識に魔法を使っていた。


彼女は微笑んだ。魔法学院に行くかどうかはまだわからない。でも、一つだけ確かなことがあった。彼女はもう、ただの主婦ではなかった。水と氷の魔法を使う少女でもあり、家族を愛する母親でもあり、二つの世界を生きる唯一無二の存在だった。


窓の外では、イセル湖が月明かりに青く輝いていた。まるで、もう一つの世界への入り口のように。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ