ルミとしての日々2
彼女が立っていたのは、首都セルヴァリアから少し離れた緑豊かな田舎町「イセルグリーン」という町の入口だった。
近くには「イセル湖」が青く輝いている。
雪枝――いや、ルミはすぐに、ロイとセシルという温和な夫婦の家に迎え入れられた。
彼らには遠くに住む姪がいることになっており、ルミはその姪として一緒に暮らすことになった。
セシルは優しい笑顔の魔法使いで、セシルはルミに魔法の基礎を教え始めた。
ルミは特に水と氷の魔法に才能を示した。
イセル湖の畔で、セシルの指導のもと、ルミは水の流れを操り、霧を発生させ、小さな氷の結晶を作る練習を重ねた。
「ルミ、あなたの魔法はとても純粋よ。水は命を育み、氷は形を守る。その両方の性質を感じ取れるのは素晴らしい」とセシルは褒めてくれた。
ある日、魔法の訓練中に、私は思わず本音を漏らした。
「セシルおばさん、私、実は……」
言いかけて、私ははっと口を押さえた。
危ない。誰にも話してはならない。話せば、この穏やかな日々は終わりだ。セシルはきょとんとした顔をしたが、深くは追及しなかった。
異世界での時間は、現在の世界ではほんの一瞬に過ぎないようです。夫や息子が家にいない隙間時間に、私は鍵を使ってヴェルディアを訪れます。




