表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
平凡主婦の異世界活動  作者: ぶっくん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/9

ルミとしての日々1

夫が仕事、息子が学校へ出かけた午前中。雪枝は緊張しながら、リビングの押し入れの奥に立てかけた全身鏡の前に立ち、鍵を差し出した。


鍵が鏡に触れると、鏡面が水のようにゆらめき、銀色の光を放った。一歩踏み込むと、そこはもう水平家のリビングではなかった。


爽やかな草の香りが漂い、明るい陽光が降り注ぐ場所に立っていた。


空には二つの月の輪郭がかすかに見える。眼前には、石畳の道が続く可愛らしい町並みが広がり、遠くに青く輝く湖が見えた。


そして何より驚いたのは、自分の体だ。鏡に映るのは、銀色の長い髪と透き通るような青い瞳を持つ生き生きとした14歳の少女の姿だった。


肌はつややかで、体は軽く、長年忘れていた若々しい感覚が蘇ってきた。


「よし、ここでは私の名前は……ルミにしよう」と彼女は呟いた。



昔、テレビで見た。

フィンランド語で「雪」は「Lumi」(ルミ)という。

その響きが美しく、心に残っていた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ