第一話 探り
「おいおい…俺を成仏って…笑」
「真面目だ…」
真面目…と言われ、流石の煌大も無言になる
「私達死者成仏局の仕事は過去に行って死者の成仏をさせることだ…まぁ…偶に成仏出来ずに彷徨うハメになって死者成仏局に入る奴もいるけど…私もその一人だ」
煌大は目を見開いた。ひょっとして…コイツも自殺?
「え…俺に対して、愚か者だとか散々言ってたくせに自分も自殺したのかよ…」
するとキリッと睨まれた
「死イコール自殺だと思うな…貴方みたいに自殺して死者成仏局にいる人はいないからな?私は他殺だ」
「わりぃわりぃ…」
「では早速…」
保美が地面に手をかざすと、地面に魔法陣が現れる
「は!?どうやって…」
すると、保美は煌大に白いブレスレットを見せてきた
「死者成仏局のメンバーには配られるんだ。これを使うと過去に行ける…」
「は?ちょっと待っ…」
煌大が言葉を発する前に俺らは光に包まれた。煌大が目を開けた。すると煌大は凄い力で謎の空間を飛んでいた
不味い…
しかし右手が温かい。ふと横を見ると保美が煌大の手を握っていた
保美さん…
すると強い光が。目を開けると、そこは見慣れた景色。俺の会社の近くだ
「着いた…行くぞ」
なんと保美の体が前の通行人をすり抜けたのだ
は?
「おま…体…」
「あ…言い忘れてた…ここでは過去に干渉は出来ねぇからな」
早く言えよ…
そして煌大と保美は会社に入る。すると男の怒鳴り声が
「おいこら皆田!お前こんな仕事も出来ねぇのか!?」
「すいません…すいません!」
「自殺の原因はパワハラか…」
「そんなもんだよ…」
煌大は過去の煌大を見つめている




