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本当に細田の報告

「はい、これ。」


細田はリュックからボイレコを取り出した。


「おー聞き込みが中に?」


「軽音と応援部だけど、どっちの話をきいてもなんでケーブルが入れ替わったのかは分からないんだ。書道部、もう聞き込みいった?」


細田がまつ毛の長いくりっとした目で聞いてきた。


「今日の放課後行くつもりだ。」


「そっか。シールドケーブルてのは楽器とアンプを繋ぐケーブルで、細いんだ。スピーカーケーブルってのはアンプとスピーカーを繋ぐケーブルでアンプで増幅された電気信号をながすためにシールドより太い。のは知ってる?」


「うむ。大体は。だが、今回はスピーカーケーブルがなくて、シールドケーブル二本になっていた。見た目は似てるから知らないやつが、そのまま繋げて使ったら」


「耐えられない電流が流れて場合によってはショート。アンプ壊れる。もしかしたら火事。」


「「だ」」


2人でうんうんとうなづき合う。


「書道パフォーマンスがトップバッターだった。スマホを音源にする繋ぎ方がよく分からないからって軽音が呼ばれた。よく慣れてる軽音が違いに気づいたんだ。軽音も応援も用意は事前にしてそのまま。もちろん、二本あったシールドケーブルは軽音のだし、慌てて持ってきたスピーカーケーブルも軽音の。普通に考えれば軽音が間違えて持ってきたになるんだけど。ありえないって譲らないんだ。嘘ついてるようにも思えなかった。応援部の方も特には。ま、ボイレコ聞いといて。」


「分かった。書道部の目線から見たら軽音が気づいてない事があるかもしれないしな。」


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