表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/18

執筆お休み中閑話 ※小ネタバレ。一章終盤には開示予定の情報。読まなくてもなんの問題もありません。

忘れ去られるのが怖いので、急遽出張先で執筆。意外と書けるもんですね。

 白と黒が混ざり合うが極彩色に溢れた神妙で厳かな空間、そこは神域だ。時はアイラを送り出した頃まで遡る。

 ここには三柱の神がいる。便宜上彼女達、とは言うものの彼らは生命を逸脱してるので、外見は趣味である。


 まず人柱目はオレンジの髪に黒のメッシュと白のメッシュが入っている。服は普通の巫女服だ。彼女は太陽神。十二柱の人柱であり、思考を分割した中の本体である。アマトナだ。


「さて。白のお母様、それから黒のお母様も。分かっていますか? わたくしのこの気持ち」


 もう二柱目は全てが色が抜け落ちたと言えるほど白だった。白い髪に、白い目。透き通るかのような肌。しかし、燦然と光り輝く恒星のように力強い力を感じる。ストライアと呼ばれている。


「ええ、太陽の子。よくやってくれましたとも。白の金平糖をあげます」


 最後の三柱目はストライアとは真逆に、全てを飲み込みそうなほど黒かった。黒い髪に黒い目。肌だけは彼女の趣味で普通の肌だが、本来は夜空のような黒である。彼女はサートラハク。


「うん。まぁよくやったんじゃない? あ、私があげちゃうと軒並み消えるね。なんにも上げれないや」


 自由なストライアとサートラハクに、アマトナは金平糖を口に頬張りながら愚痴をこぼす。


「わたくし、アイラちゃんに嫌われないかしら。理由があるからめ仕方ないとはいえ彼女って眠るの好きでしたよね。あーやだやだ。そのうち殴りに来たりして」


 首を振って中に浮きヤダヤダと体を振るう太陽神。身長は子供程なので様になっているのが面白いところだ。


「あらあら、嫌われる前から嫌われる心配? 多分嫌われるから安心しなさい」


「そうだなー。私も一回嫌われたけど、それはもうショックだった」


 二柱の発言にピタリと体の動きを停めたアマトナ。


「何も安心はできません! あの子に嫌われたらわたくしの頑張りはなんだったんですか!? え、どうしたら許してくれるですか?」


 アワアワと動く様は何か物を壊してしまった子供で、神の威厳もない。この神域は、神が神であることを忘れられる唯一の場だ。そうもなるのだろう。


「んー。太陽の香りがする枕でも用意しといたらどう? きっと喜ぶわよ」


「私の時は銀時計のレプリカを渡したなー。私じゃ時間を付与できなかったわ」


「太陽の香りがする枕はともかく、わたくしから時計を渡すのはなんか違くありません?」


 アイラの動向を注視しつつも、神の雑談は続く。それは瞬く星のようでいて恒久なる星のようにすぎる事だろう。

ありがとうございました。

下の星、欲しいな。あとブックマークと、感想も欲しいな。


神々は自由なるもの、されど人の世に縛られるもの。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ