『壊滅的娯楽の遠方』・・・『詩の群れ』から
『壊滅的娯楽の遠方』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は壊滅的な世界の中で、不自由に彷徨って居たさ、だろうだ。
だろうだ、壊滅的娯楽だろう、その場合の今のお前は、だろうだ。
だろう、視覚に埋もれて、自己が見えないんじゃないか、だろうだ。
だな、クラッシュも、脳内発生だよ、だろうだ。
㈡
だろうだろうだ、しかし、壊滅的娯楽とは、一体何なんだ、え?
それは、映写機で移る、自己の視覚の映像のことさ、だろうだ。
成程な、映像の20世紀みたいなものか、退廃から立ち上がった日本に酷似した。
そうだよ、我々は、今、先進国の中の先進国だからね、だろうだ。
㈢
つまりは、壊滅的娯楽の遠方ってことで、諸外国の壊滅的悲劇のことを指しているな、だろうだ。
そうだろうだ、其処に救いがあってこそ、世界は本当の平和を掴むんじゃないか、だろうだ。