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子供大合戦  作者: きゆさんなう
1/1

だれか楽に生活させてください(泣

色狩 洸太 15歳


高校生活…しんどい

たまには息抜きも必要かなって思ってとりあえず商店街に来てみた

来てみたはいいが暑すぎる!

現在6月28日

もうすぐに帰ったほうがいいかな。熱中症になったらダメだし。でも家に帰っても勉強しろって親がうるさい

「どうすりゃいいんだよー!」

瞬間周りの視線が切り替わる

「あ…すいません!」

穴があったら入りたいって思ったの、今日で始めてだわ


「じゃあ1296円ねー」

「はいよ、1300で」

「はい、4円お釣り。まいどありー」

「あざしたー」

そうして駄菓子屋を出る

するとばったり山武先生と会った。俺のクラスの担任である

「ん?色狩君、スーパーにでも寄ったのかな?」

「あ、いえ。ちょっとそこの駄菓子屋へ…」

先生は駄菓子屋のほうを向き、フッっと笑った

「駄菓子屋でそんなに大きな袋になるものかな?」

「まあ、お菓子は大好きなんでね!先生も寄ってみては?」

「くれるとは言わないのか。まあ行ってみようかな」

そういって先生は駄菓子屋へ行った

…先生の笑ってるとこ、初めてみた…

もともと堅物みたいな、仮面でもつけてるのかって言われるぐらい怖い顔を変えない先生だったからな。そのせいで緊張してしまった

つぎはどこにいこうかなー。そんなことを考えていると

「助けてー!」

ちょっと奥の方で女の子の声が聞こえた

なんだ?なにがあったんだ?

声のする方へ全速力で走る

なぜ走ったかと言われたら、わからない。わからないけど、なにかに引っ張られているような感覚だった

すると、黒ずくめの男がナイフを持って女の子を人質にして金を要求している

「3000万金をだせ!早くしないとこいつを殺すぞ!」

あそこは確かブランドだらけの時計店。3000は余裕だろうが…

「さっさと出せ!」

すると男は躊躇なくその子の腹部を思いっきり刺した。それと同時に聞こえる女の子の悲鳴


そこから俺は記憶がない

気づいたら白い部屋にいた

…どこだ?ここは

「こんにちはー!」

甲高い声が聞こえる

「だれだ?てかここどこ?」

「僕?僕はここの…神さまかな?ここはフィールド。さっき君がいたところとは別の世界だよ」

現在進行形で脳内の容量がオーバーだ。まるで理解できない

「えっと…とりあえずさっきのは結局どうなったの?」

あの女の子や強盗はどうなったのかがやっぱりきになる

「あー。最初からいうと、強盗が女の子を捕まえる。そのまま時計店に入ってお金を要求。んで出てきた君。急に飛びついて強盗に顔面パンチ。激おこぷんぷんまるの強盗は君の首を切り裂く。最後の力で君がナイフを奪って強盗の心臓を一突き。結果は二人死亡と一人腹部損傷で病院行きの3分事件だね」

なるほど。俺が死んで、強盗を殺して、女の子は病院か

…ん?

「ちょっと待て神さま!!俺って死んだの!?」

「ん?ああ、大量出血でね」

「死因じゃない!本当に俺って死んじゃったの!?」

「うん。先生が駆け寄ったけどすでにお亡くなり〜」

えぇ…まじかよ…

高校行ったらいろんな友達作ってあわよくば彼女も作って平和な将来を考えてたのに…

「それでなんだけど、君にはある能力を与えました!」

生き生きした声で神さまが言った

「人が死を受け入れられない時に冗談言うとは自称神様も頭大丈夫ですか?」

「失礼な!君に第二の人生モドキを与えると言っているんだよ!」

モドキって…でも死後の世界もあったし冗談ではなさそうだな

「…能力ってどんなのだ?」

「よくぞ聞いてくれました!」

幼顔の神様は露骨に嬉しそうにはしゃぐ

「君の能力は!『トラップ』です!」

トラップ?

「どういうことだ?」

「まず君の世界とは違ってそこには魔法があります。いろんな人の魔法を使って罠として張ることが可能なのです。例えば、火の玉を壁に張ったら、触ったり、時間経過で火の玉が出るよー」

ま…魔法…だと…

ゲームでしかなかったあの要素がついに現実に…!この世界が現実と言えるのかは別として魔法は使いたいと思った時はある。いや、何回思っただろうか

忘れ物をしたら家にテレポート、腹が立ったら時間を止めて先生を好きなだけ殴る

いろんなことを考えてたな

「まあ君が何を考えているかは知らないけど、この能力は多分世界で君だけ。使い方も君が考えるんだけど、これはほかの人よりも複雑でね。使いこなせると強いって感じだから、頑張ってね〜」

「わかった。それで俺はどうすりゃあいいんだ?」

「プロフィールとステータスを決めてもらうよ」

頭に?が3つは出ただろう

「プロフィール?ステータスはわかるが、いるか?」

「あっちには同じような人がごまんといてね。僕がそれを全部見ないといけないから、こんなのがあった方がすぐに覚えれるからさ」

私情!まあそのくらいなら書いてやろう

神さまはプロフィールの項目が書いてある紙を渡してきた

1、ニックネーム

2、好きなもの

3、嫌いなもの

4、モットー

5、きのこorたけのこ

「おい!5はなんだ5は!!」

「もー、みんなそういってくるなー。それ次第で対応が変わるかもしれないから気をつけてね」

背筋が凍るような思いをした。2分の1でこんなに変わってくることになるとは…


数分後

「ニックネームはコータ、好きなものはお菓子、嫌いなものは勉強、モットーは楽に楽しく。そして5はたけのこか。わかってるねー」

神さまは満足そうに首を上下に動かす

ふぅー…とりあえずショタ神様もたけのこだったか

「じゃあ君の部屋に飛ばすからね」

「え!ちょっと待って!速い!展開が速い!」

「大丈夫。マニュアルはあっちに用意してるからさ。じゃあ頑張ってね。コータ君!」

そして俺は気づいたらドアの目の前にいた

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