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「既に忘れてるじゃねーか。」
「だって。言うほど毎回やってなくね?これ。前にやったの話数にして何回前よ。リアルな日数で何日前よ。季節感がちょいちょい狂ってね?俺らのまわり。俺たちトモダチいま旅立ち。」
「そうですかね。一応お約束で毎回入ってたような気がしますが。」
「そうだっけ。まあ俺様チャンは毎回毎回『方向を変えて』何百回もループしてるから、そもそも『毎回』の概念が既にアレでワヤなんだけど。」
「はあ。おめでとうございます。」
「飯はまだか。」
この期に及んで4人のギャング。
毎回の名乗り口上が。
いったいどのようなものであったのか、はたまた毎回やっていたのか。
そして、飯はまだなのか。
この状況で4人が4人、考え込んでしまっている。
打破出来うるのは残る一人の冷静かつまた的確な一言。
「ハッシャシマス?」
満を持して謎のロボット。
マシーンマンが口を開いた。




