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「な…ななな、なんなんだ貴様らは、なんなんだ!」
武装警官のリーダーとおぼしき、中年男がビームの跡の。
焼け焦げた壁に驚愕の目を、大きく見開き悲鳴を上げる。
「なんなんだ貴様らはってか。やるってか。や、や、やるってか!?」
「誤解を招く表現をあえて使うのはやめたらどうなんですか。お約束の流れだというのは毎回読んでない人にはわからないんですから…絶対わざと状況をややこしくしてるでしょ。」
眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。
「諫言ても無駄だっての。馬鹿は例によって状況を愉悦しんでやがるからな。」
「そうでしたね。ではどうぞ。」
「お心遣い有難く頂戴します。じゃあいつものいきますよ?いいかお前ら、聴いて驚け…いや、驚くな…?うーん。なんだっけ。」
止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが首を傾げる。




