987/1502
8 - 148
「…じゃあ最後に一応聴くが。そっちのお前、そこの変なロボ。お前はなんだ。」
武装警官のリーダーとおぼしき、中年男が質問を発する。
「ハッシャシマス。」
「あぁ、いいんじゃないですか。やっちゃってください。」
「ハッシャシマス。」
謎のロボット。
マシーンマンが答えのかわりにバビンとビームを発射する。
書斎の壁に穴が空き、乾いた夜風が静かに舞い込む。
「ぬな…な…なァ!?」
武装警官のリーダーとおぼしき、中年男は突然の事態に。
吹き飛ばされた制帽も拾わず、ただ、眩しく輝く頭皮を電灯の光に輝かせている。
「プー。やっぱりハゲじゃん、ツルパゲじゃん。ハゲプー、ハゲプー。」
「…丁度は手加減してやれよ。相手はなにも知識らない町の善良なお巡りさんなんだろ。」
長髪のスナイパー。
ターゲットが警官達の安否を気遣う。




