984/1502
8 - 145
「どうもこうも、既に選択肢の大分狭い状況ですが。」
眼鏡の言葉を受け、止まらない男。
ノンストップ・ラヴェンダーが右の拳骨を胸の前に構える。
「当然俺らは抵抗するね。拳で。」
「まあ、結局はそうなりますけど。しかし武装しているとはいえ相手はどう見てもこの町の善良なお巡りさんたち。普通に通報を受けてお仕事にみえられたんでしょうし、僕らをここに集めた何者かの意図するところなぞ知る由もなし…このまま無慈悲に全滅して頂くのは少々気が引けますね。」
「お優しいことで。毎回毎回、問答無用で真面目な公務員さんがたを吹飛ばしてる眼鏡の台詞とは思慕えねーな。」
「ああ。僕はいいんです。」
長髪のスナイパー。
ターゲットに茶化され、眼鏡のエンジニア。
ラジオコントロールが眼鏡をクイッとやる。




