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「あなたは本当…仕事以外の事には有能なのね。その洞察力をどうして、仕事にだけは生かせないのかしら?」

向かいの方が眼鏡の奥で、その眼を細めて笑っています。

本日この場で初めて見ます、向かいの方の笑顔です。

「話数にして700回、リアルな日数で2年近くも経ってるのよ?自分がどんなキャラクターを演じていたかなんて覚えてないわ、私だって。」

そうでしょう、眼鏡もすっかり忘れていました。

怒られそうなので言いませんが。

「ご明察。今日は『あなた』に伝えたいことがあったからここへ来たの。」

向かいの方。

もう既に、眼鏡の記憶にあるニイヤマ課長とは別の方に変わっているようですが。

『向かいの方』が身を乗り出して、念を押すように眼鏡に言います。

「いい?『ピコンピコーン』と『スゴイ=デカマラー』。伝えたからね?」

ええ。

加うるに『巨大宇宙ステーション』、ですね。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。



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