表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
935/1502

8 - 96


「何よ?もったいぶって。何が言いたいのかしら?」

いえ、まあ。

少し気になったもので。

眼鏡が記憶しているニイヤマ課長(あぁ、ニイヤマ課長だ。いま名前思い出しました。)は部下の仕事に対して叱責はしても、自分の仕事に対しては決して不満を言わない。

自分の弱みを部下に見せない。

なんとなく。

そういう人であったような、そんなおぼろげな記憶があるんですが。

まして出向先で得た情報を、誰が聴いているかもわからない公の場で。

感情のままに大声で、喚き散らすような方ではなかった。

何か、必要以上に感情的に。

なっているのを装っている。

眼鏡にはそう見えるのですが。

「な、何よ…?ずいぶんよく覚えているじゃない…?そりゃ…その、私だって、たまには愚痴りたくなるときくらい…。」

向かいの方は途切れがちに、しばらく言い訳していましたが。

「敵わないわね。」

一言いうと、諦めたようにため息をつきます。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ