表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
929/1502

8 - 90


「ちょっと!!聴いてるの?ねえ!!」

『聴いてるの?ねえ!!』がきましたね、そろそろパワー切れでしょう。

もちろん聴いてはいなかったのですが。

話を進めることができそうで、眼鏡は少々安心します。

早く帰りたいんです、明日も仕事なので。

「何よ…迷惑そうな顔して…私だって…そりゃあ、仕事中に会社のメッセージツールを使って、プライベートな連絡をつけたのは悪かったわよ…急に呼び出したのも…でも…。」

なんでしょう。

少しばかり風向きが変わって、この場の空気が気まずくなります。

「…ちょっとだけ、楽しみだったの…あなたがどんな顔して会いにくるかなって…。」

向かいの方の眼鏡の奥に、光る滴が僅かに見えます。

困りました。

どうにか話を繋げなくては、眼鏡は帰れそうにありません。

課長でも泣くことがあるんですね。

話を変えようと出した一言。

向かいの方が驚いた顔で、眼鏡の顔を見上げています。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ