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ピポンピポン。

ピポンピポン。

客の入店を知らせるチャイムが、耳障りにこう、響きます。

ずいぶんと入店が続くものですね。

世の中不景気と思ってましたが。

案外皆さま羽振りが良い。

外食なぞして散財されて、経済をうまくまわしておられる。

我が社の利益も上がるわけです。

利益も上がるわけですが。

それなのに眼鏡の給料が、まったく上がる気配を見せない。

それはどういうことなのでしょう。

眼鏡は経済の循環の輪から、外れてしまっているのでしょうか。

こんなところで解脱せずともやがては朽ちて死ぬというのに。

眼鏡は眼鏡をクイッとやります。

「聴いてるの!?ちょっと、ねえ!!?」

3きぃっ!頂きました。

ありがたいことです、ありがたいです。

「あんたは本当に…いったい何を考えているのよ!?なんとか言いなさいよ、ねえ!?」

あぁ、すいません。

耳障りだなあ、と考えていまして。

給料上げてください。


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