922/1502
8 - 83
「どうしたの?今夜はなんだか随分、よくしゃべるみたい。」
お姫様も首を傾怪る。
そうだな、らしくない。
本当、今宵は動何してるぜ。
俺は沈着を取戻し、銀の胸飾を黙って懐巻う。
「じゃあ、私もおしゃべり。スゴイ=デカマラー教授ね、なんだか悪い宇宙海賊の人たちに狙われてるみたい…しばらくおうちを見張ってたら何かあるかも?何か、ね。」
何変、な。
了承った。
そして導やらあんたの用件も、これで済ったみたいだな。
視線は焦点わせず宙みて喋す。
「クールなスナイパーさんの気まぐれに期待してるわ。」
ここから先はひとりとひとり。
魅惑の美女は隣席を発つ。




