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5人のギャング THE SPASE GANG OF FIVE   作者: ナルサワパン
第2話 照星十字(ターゲット)

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「ああ…。いいんじゃないですか?発射しちゃって。」

「なるべく派手に…、って、言ってたもんなあ?」

二人は実に適当に答える。

「ハッシャシマス。」

マシーンマンの全身のハッチがパカパカパカと一斉に開き。

明らかに収用能力を超えた巨大なミサイルが、ジャッキ、ジャッキとせり出してくる。

「ワーオ。」

ノンストップが歓声を上げる。

夜空へ次々と吸い込まれていくミサイル。

三人は敬礼しそれを見送る。

数秒後、爆音。

赤い焔が闇に輝く。


「派手にヤッたなぁー。」

まるで他人事のような、ノンストップの間延びした声。

一方のラジオコントロールは、先ほどからタブレットの画面を叩いている。

「何してんの?」

「いえ。せっかくなので僕も発射しておこうかと。」

「さすがサラリーマン。ライバル企業には容赦ありませんなあ。」

ラジオコントロールの顔が不機嫌に歪み、画面の「3本」が「30本」に追加された。



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