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「うーん、ツッコミ…ねえ。どうしてもこう、『人間』の部分が残っちゃうんだよねえ、ほっとけばいいのに。最初からもう、ロボットにやらせた方がいいのかねえ。たいしてかわらないような気もするしねえ。」
看守長のやつがしきりに首をひねっているな。
あいつは肉がついているからな。
首のまわりがつかれるんだろう。
つかれるんだろうなと俺は思う。
「ピコンピコーン!ピコンピコーン!!」
「あぁ、いいからいいから。ソニック君のことはほっといていいよ、なんだかんだでいちばん作業も速いしね。君はいちいちツッコミ入れなくていいからさあ、作業のほうを進めなさいよ。僕はソニック君に用があるんだからねえ。」
なんだ。
看守長のやつがこっちに来るな。
あいつは肉がついているからな。
たぷんたぷんと音がしてるな。
作業中だぞ、話があるならあとにしろ。
看守のやつがピコンピコーンと言って怒るぞ。
おい、腹が減ったぞ。