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「…安定供給どころか、補充予定の半分も満たさないままアイスクリームごと灰になってしまったようだが?」

大柄な男は穏やかな声で、同じ言葉を繰り返す。

口調は変わらず穏やかであるが。

自分たちにとって重要なのはその部分であるという念押しと。

それに対して相手の答えが、満足のいくものでなかったという不満。

言外の彼の主張として、穏やかな声に込められている。

「あぁ…それねえ。いいんだよもうそれは。地道にアイスクリーム屋さんがアイスクリーム配って感染拡大していくよりも、もっと手っ取り早いいい方法、さっき思い付いちゃったからねえ…ま、結局のところ潮時だったんだよねえ。明日の朝のニュースあたりでスゴイ=デカマラー教授も大規模な一酸化バリトンニューム中毒症の集団感染、いわゆるコマッターの発生原因について、衝撃の事実を発表しちゃう頃合いだろうし。」

小太りの声は不満げに、たぷたぷたぷと言葉を紡ぐ。




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