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空気の渦がゆっくり回るな。

逆回転にゆっくり回るな。

空気の渦を俺は見ている。

渦が回るのを俺は見ている。

「ソニックぅ君、今日も助けてもらっちゃったあねえ、いっぱい助けてもらっちゃったあねえ、ソニックぅ君。ソニックぅ君がいなかったら死んじゃってたあよねええ。部隊長にまあたあ怒られっちゃったったあよお。お前みたいなウスノロは死んじゃえばよかったんだよねえ、ってええ。僕、死んじゃえばあ良かったあのかあなあ、あ、アイスクリームぅ。」

知らん。

腹が減ったぞ。

いや、これは昔の話か。

空気の渦がゆっくり回って。

逆回転にゆっくり回って。

時間も逆に戻ったんだな。

そうだ。

サイボーグ部隊のときの話だから、昔の話だ。

昔の話だと俺は思う。

「僕もお、せっかくサイボーグ部隊に入ったんだからあ。ソニックぅ君みたいになりたいよよよよ。アイスクリームぅ食べるかい。」

いらん。

飯だ。

腹が減ったぞ。


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