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「ソニックぅ君がぶっ飛ばないとぉ、僕はソニックぅ君になれないんだよよよよよよお!ぅう、う、ぇあ、アイス、クリームう。アイスクリームぅはいかがですかあ。アイス、クリームぅう。」
いらん。
用が済んだのなら帰るぞ。
仕事はもう終わりらしいからな。
お前も帰れ。
飯だ。
「…!!まままあだ、終わりじゃないよよよお!ソニックぅ君がぶっ飛ばなきゃ、終わりじゃないんだよよよお!!」
空気が歪む、歪んで回る。
隣のやつの拳の生み出す空気の渦の回転が。
暴風となって近づいてくるな。
俺の拳とは逆回転だ。
ああ、そうか。
隣のやつは左利きだったっけな。
むかし、部隊にいたときに。
なんだったかな。
飯のときか。
飯のときに僕、左利きなんでって。
頭を掻いて笑ってたよな。
そうか。
隣のやつは同じ部隊にいたやつか。
サイボーグ部隊にいたやつだな。
生きてたんだな。
元気だったか。
おい。
腹が減ったぞ。