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「おーいオッサン、あとちょっとだから頑張ろうよ。お仕事終わったらゴハン食べさせてあげるから。」
馬鹿のやつがペチペチペチと。
ペチペチペチカと俺をはたくな。
仕事はしたが。
走って、ぶっ飛ばした。
まだ仕事があるのか。
まだ仕事があるのかと俺は思う。
腹が減ったぞ。
「オッサン?起きてる?聴こえてる?おーい。」
「無理そうですね。体育座り始めたらもう、テコでも動く人じゃないでしょう。」
「うーん。僕チャンたちじゃどうしようもないよね。離れてた方がいいかなあ。」
「離れるのはいいですが、オバマがまだ筋肉の方の頭の上に乗っているようですが。」
「うーん。僕チャンたちじゃどうしようもないよね。アイス屋のおじさんはなんかオッサン狙いみたいだし。ちょっと離れてれば大丈夫っしょ。」
「ロボの方と長髪の方がオバマに乗ったままですが。」
「うーん。僕チャンたちじゃどうしようもないよね。大丈夫っしょ。」