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「オッサン。お腹空いちゃったならお菓子あげるからさあ。人間じゃないオッサンどうしで仲良くおしゃべりしてないでお仕事してよ、俺チャンさっきからピンチなんだけど…ひゃああ!」
馬鹿のやつが俺にお菓子をくれるな。
これは食っていいのか。
食っていいのかと俺は思う。
「うん、食べちゃっていいの。オッサンにあげるからね?だからはやいとこ、『殺す!』って連呼しながら凶器振り回してるヤバい人をいつものあれでぶっ飛ばしてやってちょんまげ。ちょんまげマーチ。」
なんだ。
今回の仕事は走るのが仕事なんじゃなかったのか。
ぶっ飛ばしていいならもっとはやく言え。
馬鹿のお菓子を俺は食う。
馬鹿のやつが「ひゃあ!」とか「にゃあ!」とか悲鳴をあげて、跳びまわりながらサインをよこすな。
「やったって」「やったって」と指をちょいちょい、指さす仕草でサインをよこすな。
鎧のやつのほうか。
ぶっ飛ばしていいんだな。