801/1502
7 - 153
結局のところ、いつものように。
非常識な変態の相手は非常識な変態に任せる方向で行くようですが。
馬鹿のほうの馬鹿の方のポケットからは、どうしてこうも都合よく。
筋肉の方を動かす餌が、いつも出てくるのでしょうか。
馬鹿のほうの馬鹿の方はさきほど。
長髪のほうの馬鹿の方にお菓子を持っていないか尋ねていたような気がするんですが。
基本、自分のところから出す気がない。
そういうこの人の方向性が、無駄に話を長引かせている。
そんな気がしてなりません。
「これは食っていいのか?」
「うん。食べたらお仕事ね、オッサン。」
大きな身体を小さく丸め。
小栗鼠のようにカリカリと。
筋肉の方がクッキーを食べます。
燃費が最悪な割りに補給に時間がかかる。
もし、筋肉の方が車輌であれば。
我が社としては企画段階でボツにせざるを得ない欠陥品であることでしょう。
黒のオバマに近づく足音。
僕らに危機が迫ります。