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深夜の静かな高速道路。
巨大なビルの合間をぬって、走る都会の大動脈に。
赤い火の手が上がっています。
長髪のほうの馬鹿の方はさきほど。
公共のインフラを無駄に破壊するな、的なことをおっしゃいまして。
ロボの方のミサイル発射を無意味に止めた気がするのですが。
結局撃つなら最初から。
ミサイルを撃っていれば良かったのではないか?
眼鏡はそのように思うのですが。
長髪のほうの馬鹿の方はこれで納得いっているようですし。
馬鹿のほうの馬鹿の方は深く考えずにワーオと喜んでおられるようですし。
筋肉の方に至っては依然、お腹を空かしているようですし。
とりあえず。
任務完了だそうなので、これでよしといたします。
眼鏡は眼鏡をクイッとやります。
「どうよ。いくら本体には効果ないといっても、牽車の方ならひとたまりもねえだろ。」
はあ。
おめでとうございます。