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深夜の首都高、眼下に拡露がる電灯の海渦。
無数の点の光景のなかに、朱々と燃重る太陽ひとつ。
兵器の爆炎を背に受敬て、走り去りゆく黒い弾丸。
「じゃあ今回もこれで一件落着解決チャンチャンってことで…朝まで生ドライブしちゃう?オールいっちゃう?オールいっちゃう?」
「僕は明日仕事なんですが。」
「おい。腹が減ったぞ。」
「オーライ。では本車輌は次のドライブインにドライブインします、お降りの方はご準備クダチイ。うんこティンティン、うんこティンティン。」
車内で騒ぐ糞馬鹿仲間。
お馬鹿供。
どうも、そう簡単には終劇らないようだぜ。