786/1502
7 - 138
「巷を騒がす一酸化バリトンニューム中毒症、その感染源をふっとばして差し上げるのだから、むしろ社会貢献でしょうよコレは。」
「其例は其右だがよ。警告もなしに打上花火で跡形もなく吹飛ばすなんざ、狙撃手の美学にそぐわねえ。」
んー。
あいかわらず面倒だなァ、サー・ミスターターゲッちさんは。
バックミラーのサー・キャプテン眼鏡くんさんも眼鏡をクイッとやって苦笑いだ。
「おい。腹が減ったぞ。」
ほら。
サー・オッサン大統領さんも、腹が減ったとおっしゃっている。
「ハッシャシマス?」
ほら。
サー・マシーンマン大佐ーも、ハッシャとおききになってる。
どうぞどうぞ。
オバマのウインドゥフルオープン。
「だから発射すんな…あー。」
響く轟音、ハイウェイに咲く爆炎の華。
俺のオバマは絶好調。
夜はこれからだぜ。