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「騒障せえ!黙って運転しろ、むしろ降車ろ!」
助手席のサー・ミスターターゲッちがゴキゲンな合いの手を入れてくれるね。
変なルビがいかしてる。
喜んでくれてなによりだ、ボクチャン歌った甲斐がある。
あそれボクチャンチャンチャカチャン。
「それにしてもよく解放してもらえましたね?僕はまた、巷を騒がす不審物事件の犯人として今夜はお泊まりでコッテリ絞られるものと思っていましたが。」
サー・キャプテン眼鏡くんがサー・眼鏡をクイッとやるね。
そうそう。
すぐ帰してもらえて良かったジャン。
一緒にご飯行けたジャン。
ジャンジャンジャカジャンジャンケンポイ。
「お馬鹿共らの責為だろうがよ!!まったく…毎回毎回俺だけを警察に売渡やがって…!!」
サー・ミスターターゲッち、ゴキゲン合いの手ジャンケンポイ。