表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
778/1502

7 - 130


「…彼一人で?ですかな?」

大柄な男は足を止め、意外そうに小太りに尋ねる。

「彼は唯一の『成功例』だからねえ…いや、むしろ彼の方が失敗例なのかな?まあいいや。とにかく彼に任せておけば今日中にでもどうにかしてくれるから、大丈夫なんだよねえ。」

小太りの男は首を傾げ、やや上の空で質問に応える。

大柄な男は訝しげに、小太りの男の背中を睨む。

「しかし…例の5人のギャング君たち。例によってピンポイントで、見事に僕たちの邪魔をしてくれるよねえ?」

「そうですなあ。まるで身内にメンバーでもいて、そこから情報が漏れているかのような筒抜けぶりですなあ。」

ザッハッハッハッハ。

小太りの男と大柄な男は声を同じにして笑う。

「…今日の定例会議もうまくごまかして、粛正されないようにしなきゃねえ。」

「そうですなあ。」

小太りは気づいているのかいないのか。

大柄な男はともに歩まず、その足を止めたままである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ