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「ではどうやら貴様が『5人のギャング』のリーダー、ノンストップ・ラヴェンダーだな?」
知らないやつらはこんどはロボ公を撫で回しているな。
おい。
そいつはロボ公だぞ。
下手に触ると発射するからやめろ。
するからやめろと俺は止める。
「ハッシャシマス。」
「き、貴様!抵抗するつもりか!?」
ブゥッ。
ブリブリブリブリッ。
ブリブリブリブリッ。
窓の下でオバマのエンジンの音がしているな。
ロボ公が呼んだんだな。
飯に行くからな。
飯に行くからオバマを呼んだんだろう。
呼んだんだろうと俺は思う。
「おーい!車来たよん?オッサンもマシーンマンさんも、あと眼鏡くんも、とりあえず出ようよ。」
馬鹿のやつが俺たちを呼んでいるな。
ようやく飯に行くのか。
飯に行くのかと俺は思う。
「なんだ、『発車』か…。では犯人は奥のお前か?」
知らないやつらは一斉に部屋の奥を見る。
腹が減ったと俺は思う。